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憎しみがあるから素直になれない

良くも悪くもスピリチュアルというものが広まって、輪廻転生、前世、来世などが何となくあるんだろうなと思える人も増えていると思います。

ちょっと前は魂ってあるのないの?ってくらいだったと思いますが、今じゃあまり「魂」に拒否反応を示す人も見受けられません。

親、兄弟に恵まれて、その後に出会う人達にも恵まれて愛を知って生きている人もいれば、家庭環境に恵まれず、度々起こる不運に見舞われながら生きている人もいます。

何故か友人にだけ恵まれない人、何故か仕事だけうまく行かない人、恋愛がうまくいかない、不倫をやめられないなど、人生を通して同じ事が何度も繰り返し起こる人などいるのではないでしょうか。

このことをスピリチュアルではカルマ、仏教では業と言ったりしますが、不運であっても“今世を真面目に生きている”と思っていたりすると「自分が前世でした罪なんて知らないよ」と思うと思います。

そうは言ってても現実では不運が続きます。続くしかありません、魂の成長の為の人生ですから。自分が気付いて自分が学ばない限り、現実では嫌な事が続いてくれます。

ですがそう信じる必要なんてありません。そんなの嘘だと毛嫌いする前に考えてみたことはありますか。

現実だけ見ていればこんな嫌な目を見てきたのは誰それのせいだとなります。それは一見正しい物の見方かもしれませんが、人のせいにしていることによって問題は解決してるでしょうか。

ただ大人しく耐え凌いでるだけで状況は改善を見せているでしょうか。

わざわざカルマや業を信じなくても、というかそんな事は知らず、現実としっかり向き合っている人ならとっくに自分次第を受け入れ、人のせいにするのをやめ、「自分が変わる」選択をしています。

普通に心理的に「この人生も自分が選んだもので意味があるのだな」と認めているのなら、何かのせいにする事はできません。

このような精神的な自立なしに、自分の自由と尊厳は守れません。

人のせいするというのは、その人に依存している状態ですのでその人主体になっています。自分主体ではないから自分を傷付けています。誤った事をしているのです。何を信じるかの信念の問題ではありません。

いつまでも人のせいにして身動きの取れない人、ステージの変わらない人は自分でも気付いていない奥底に憎しみを溜め込んでいませんか。

憎しみを抱える為に現実を直視せず、憎しみを抱えたままバランスを取ろうとして、偽りの優しさを作り出し、自分の気分が良くなる事だけを信じ込むようになると、心が閉じてしまいます。素直になれず、人間性が捻くれていってしまいます。

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