2女教皇・マルセイユタロット

タロット占いの基礎知識
タロットの大アルカナ22枚には、地上でのストーリーが描かれています。地上を生きる私たちにとって地に足つけることを促してくれるメッセージ性に溢れています。これらを学んでいくことは、きっと人生を過ごしやすくしてくれるでしょう。
ですが人生には苦難がつきもの。必要な経験ならば選択の余地があれ避けてはならず、試されているとも言えます。受け入れ乗り越えるために、タロットメッセージが活かされますように。
では、あなたが選んだカードを探っていきましょう。
内面的成長をサポートしてくれるのが「タロットメッセージ」です。
カードの基本情報
2 女教皇/THE HIGH PRIESTESS

ビンテージ調にデザインされた
TAROT DE MARIA CELIA

原版に近いイラスト
TAROT DE MARSEILLE(mini)
カード番号の「2」は、「二面性」を意味する。
頭の後ろがベールで覆われ、このカードの意味にもある「秘密」「隠された」を象徴しているかのよう。
女性の持つ本には膨大な知恵が書かれているが、本を見ていない。
この本は宇宙を示しているとも言われ、内容を分かっているかのようだ。
彼女には豊富な知識がある。
または聖書とも言われており、決められた法則や価値基準が書かれている。
いけないものはいけない、この世のルールは守られるべきとされる。
頭の冠は二段、体にはマントのようなもの(外衣)をしっかり身に着け、「守られている」雰囲気を漂わせている。
マルセイユタロットで外衣は探求心を示す。
そもそも「女教皇」は実在したことがなく、歴史上教皇の座についたのは全て男性だということ。
その点もまたこのカードの神秘さ、叡智さだろう。
Pull Tarot から引かれてきた方はカードの基本情報をもとに、もう一度メッセージをチェックしてみましょう。感じ方や答えが得やすくなっているかもしれません。ここにしか書いていないプラスアルファもご覧いただけます。
正位置で出た場合

【正位置】Pull Tarotのメッセージを再チェック
【KEYWORD】
守られた環境・穢れのない・学び・純粋・箱入り娘
【READING】
学ぶ環境があり守られている。集中できる環境が与えられていて、必要な情報に恵まれている。恵まれた環境。しっかり向き合える。学びたいこと、学べることを享受する。このカードは修道女のようなイメージで、霊的な感覚がクリアであることも示す。直感が冴えている。信じるものがある。自分の信念で判断する。
【YES・NO】
イエス
直感に委ねるニャ
【PLUS】
メッセージの「霊的な感覚がクリア」というのは、霊能力に頼れということではありません。
直感や勘は多くの人に親しまれていると思いますが、それは人の五感が研ぎ澄まされて感じやすくなるものです。
つまり私たちは未知なる能力に執着するほど道を誤り、人としての能力を最大限活かしてこそ勘も味方してくれるということ。
意識すべきは「人間力」。この三次元世界と言われる中での真っ当な学び、真っ当な生き方を選びましょう。
逆位置で出た場合

【逆位置】Pull Tarotのメッセージを再チェック
【KEYWORD】
ひきこもり・鬱々した気持ち・気が滅入る・沈みがち・自分の殻にこもってしまう
【READING】
心や環境が閉鎖的になりつつある、そう感じてしまう。一生懸命だったり、ある物事に集中すると誰にでも起こりうること。視野が狭くなっている可能性。普段しないようなことをして気分転換や、メリハリをつけるも良い。気持ちのよい開放的な場所へ出かける、深呼吸もおすすめ。今の環境や状態を否定的に捉えるほど息苦しくなる。今の環境や状態で学ぶことがあると、肯定的に捉えることもできる。
【YES・NO】
ノー
気分が晴れない時もあるニャー
一歩引いて冷静にニャ
【PLUS】
思い込みが強すぎる可能性があります。これはこうだからと決めつけていることがあれば緩めましょう。
大体のことが「100%こう」ということはありません。
そう見えたとしても99%で捉え、残りの1%は別の可能性を残しておきましょう。
完全にとらわれないことは自分を縛らないことなのです。自分を縛らなければ自分の可能性が広がります。
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