私はオラクルカードが好きですが、「オラクルカードの講座は受けたほうがいいのか?」というご質問に対し、個人的にはおすすめはしないほうです。
それをしなくても使えるのがオラクルカードですから。
例えば利用者の方の目的が、そのカードがとにかく好きで理解を深めたい、制作者が好きで応援したい、みんなでわいわいとカードについて話すのが楽しそう、というような趣味の範囲でしたら、もちろんいいと思います。サークルのような感じでしょうか。
ですが、その講座の修了書を得てプロとして占い師になりたいと思っているのなら、もっとその先を見据えたほうがいいでしょう。
プロになれるよということをうたい文句にし、講座で稼いでいる占い師の餌食になっているのも事実。占うだけで生きていけるほど稼ぐのは、とても難しいと思うからです。
どうしても「稼ぐため」にカードリーディングを扱うようになる。
するとカードが伝えたいことを捉え違えることもありますし、みんなが魂の道を歩めるように…という目的から遠ざかっていってしまいます。
とりあえずの目の前の悩みを解決しようとすれば、それは魂の道から外れるかもしれないということ。
そうなれば占い師自身が依頼者が歩むべき道を外させたという、罪になります。
占い師になるというのは、思っている以上にこの世のルールのようなものと魂の道が視えていなければ、やってはいけないと思うのです。
そして未知なることばかりではない、地上を生きていく道徳心みたいなものも必要でしょう。
カードだけの知識を深めてその知識にあぐらをかくようでは、大変なことになるかもしれないのです。
オラクルカードは初心者でも手軽に扱えるのが商品の醍醐味ではないでしょうか。
付属の冊子にはとりあえず楽しめるような情報が沢山書かれていますから、誰もが手にされたらいいと思うのです。
お金をもらって占ってあげるよではなくて、自分で占えばいい、それができるのがオラクルカードなので、そこの良さが広まればいいなと私は思っています。
また、カードリーディングをしていたら霊能力が身につくわけではありません。
積み重ねていけばリーディングはしやすくなりますが、それは霊能力が身についているからではなく、練習のたまものです。
特別な能力のようなうたい文句にしているものも見かけますが、直感力(勘)が冴えるかどうか程度のことは誰にでもある範囲で、それを霊能力と言っているのだとしたら、商売としか思えないな…と私は感じます。
さらに、カードリーディングができれば何でも教えてくれて、生きる上で便利だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、当然なんでもは教えてくれません。
カードを引くなら、カードも出るしかありませんので、何度もやったり、教えられないことならば、適当が出てくるだけ。
カードリーディングに頼りすぎても人生は狂うかもしれませんから、気を付けていただきたいと願います。
私もブログの色々なところで飽きずに打ち込んでいますが、自分で考えて自分で決断して行動することが誰の人生にも求められていることです。
もしこのルールの中でカード占いが役に立つのだとしたら、自分で考えるための材料にする程度の扱いが妥当になります。
あとは、趣味娯楽の楽しみとして、息抜きのような扱い方もいいですね。