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占い師に憧れるのは、無知かエゴか

「霊能者エマさん」を応援されているブロガーのreiさんが、私のブログを取り上げてくださいました。ありがとうございます。

軽い気持ちで占い業界に足を踏み入れないで

こちらに分かりやすくまとめられていますが、

占い師になるような人は、「なろう」と思うのではなくて、ならざるを得ずなっていきます。

占い師に憧れて「なりきろう」とするなら、本当の無知か、かなりのエゴに振り回されているかもしれません。

エマさんは日頃、占い師、霊能者、ヒーラーなどスピリチュアルでのカウンセラー的お仕事全て、99%詐欺師と思ってくださいと訴えられています。

私がタロット占い師をやってきたことは、運命に”やらされている”ことが分かっていたから努力もしてきましたが、「占い師」と名乗ったことはほぼありません。

正直言って、世の中の占い師のイメージを持たれるなんて、嫌でした。

世の中の占い師は、本人は真面目にやっているのでしょうが、根本が真面目には思えません。

結局やり続ければ、お金を稼ぐことが目的になっています。

お金は稼がないと生きていけないのだから、仕事になるなら「どんな事でも」それを仕事にして稼いでいいのでしょうか。

相手が求めれば、それが依存でもお金を稼いでいいのでしょうか。

依存している人は依存先が必要なんだからいいのですか。

依存している人が目の前に来たなら、依存から解いてあげることが、占い師のやる事ではないですか。

占い師は人生相談を受けるのですから、人生に関わるということは、その方の魂を重んじなければいけないでしょう。それにより考え方のアドバイスもするでしょう。

また、自分の人生は自分で生きてくしかないのですから、そういった自立心を養えるように導くのが占い師だと私は思っています。

友達程度の慰め合いしかするつもりないのに、占い師を名乗りたがるなら強欲ですよね。まさに占い師の才能も運命もないのに「何者かになりたい」という何者でもない証明でしょう。

友達程度の慰め合いを求めることは問題ではありません、とりあえずは。でしたらお金を払うのではなくて友達を作ったらどうでしょう。利用する側も、お金を払う「サービス」なら、自分が傷つくことがないだろうと保険をかけていないでしょうか。

“綺麗な言葉””肯定的な言葉”しか使わない似非スピリチュアルに安心を覚えてしまっていませんか。

中には自分を守りすぎて、自分を傷つけ続けていることもあるというのに。

今のスピリチュアル界は表面的には感じ良く、まともに見せて、潜在的に依存執着へコントロールすることが当たり前になっています。

ですからエマさんは、99%詐欺師と思ってと言うのがベストだと思われたのでしょう。現時点でそれは真実だと私なんかも思います。

エゴは「食うために働く」と言います。それだから欲深くなる。欲望を満たす為に仕事をなんでもかんでも選べると勘違いする。

正しくは「働くために食えればいい」のです。”自分を活かす”のが第一優先になりますから、適度適職が分かります。

人はやる事があって生きているのだから、「やるためだけ得れれば」いいのです。

「得るためにやる」のが人生の本質と反しているから余計に苦しむのであって、得る事を目的にしているのがエゴです。

“人間”みんなに共通したお役目は「自分を役立てる事」。得ることじゃありません。

逆に言うと、「自分の運命の中で自分に必要なもの」は整っているということになります。

ですから「ないもの」を欲しがっていないで、今あるもの(現実)に目を向けて、今できることをする必要があり、それが地に足着けるという魂の道を歩む生き方になります。

占い師になることが使命なら、避けられぬ運命かのように勝手に導かれていきます。自分で選んでなるものじゃありません。

なろうかな、どうしようかなと迷っているなら違いますので、やめておきましょう。