相手の気持ちを占う前にお伝えしたいことがあります。
タロット占いで多いご相談人気ナンバー1は「相手の気持ち」だそうです。※記事投稿時点で
これまで私がご依頼を受けた半分もそうで、私も学ばせていただきました。
こういう話になると、「相手の気持ちなんて気になる?本人に聞けばいいじゃん」「大体相手見てたら分かるでしょ」と言う人が出てくるかと思うのですが、様々な背景があります。
もう別れてしまったあとにどう思っているのかであったり、不倫であまり会えないから知りたいであったり、別れたいから自分からは聞きづらく…など。
そういう心情の経験中ではない人からしたらこのようなのは歯痒くて、「気にしないで自分の好きなようにすればいいのに」と思うでしょう。
それもその通りですが、それでも気になってしまうのだから、散々やってもういいやというのをやらないといけないのかもしれません。
ですがお伝えしておきたいのが、私がタロットで相手の気持ちをお伝えしてきた中で、大満足の人は見たことがありません。
当然本人(その相手)に確認の取れる事じゃないですし、相手の気持ちを占うのは、はっきり言ってその時不安な気持ちを和らげる気休めになるかどうかだからです。
そして私の場合ご依頼者さんには必ず、ご依頼者さんに向けての(自分自身と向き合うための)アドバイスをするようにしているんですけれど、それも伝わったとして満足度は7割くらいかな…という感触です。
(またこれに関しては、タロットカードがあやふやなことを出してくることも多い印象です。)
相手に愛されているか、はたまたきっぱり別れていいか、その答えを求めているので、身動きが取れない渦中にいる状態では、気楽になったとは言ってもらえても、踏ん切りがつかないことも多くスッキリに至ることはありません。
しばらくして気付いたことがあります。
なぜ相手の気持ちが気になるのかというと、気になってしまうような関係性の中で自分で答えを出さなくてはいけないからです。
占い師や誰か説得力のある人に言われたから「こうする」というのを糧にしてはいけない。
あやふやな中で自分の責任で決断しなきゃいけない。
それなら当然、満足している人、決断できている人、終わらせられるような人(通常の恋愛や夫婦ではなんでもかんでも終わらせるのが正解ではないですが)は気になる事がないのが「相手の気持ち」ですよね。
相手の気持ちが気になって仕方がない時こそ、一人静かに自分を振り返るとき。
実はもう、その関係性をどうしなくてはいけないか答えは見えてるのではないでしょうか。
自分で欲望に甘えずに苦しさから逃げずに決断できること願っています。