私の見解を結論から申し上げると、飛行機の規約上ペットは貨物扱いなら貨物扱いで問題ないと考えます。
飛行機の衝突事故をめぐりペットの事について、さまざまな意見がネットに散乱しています。
ですがペットはペットです。
当然家族ではありますが、肉体も違う生き物。人の手を借りなくては飛行機には乗りません。
人間のやる事は自業自得なのです。現実をありのまま受け止めるしかありません。
動物には人間のような思考はないでしょう。
ご存知のとおり人間は色々と考える事もできるし、その思考で生み出す「希望」があります。
たとえ私達がケージに入れられ、説明がなされず暗闇に置かれても、「誰か助けてくれるかもしれない」「運が味方するかもしれない」「今しばらく耐えてみよう」と、希望を胸に乗り越えようとする能力が備わっています。
ですが私も猫を飼っていますが、どう見てもペットには人間ほどの思考はなくもっとシンプルだと分かります。
「きっと飼い主さんが迎えに来てくれる」とか「きっと大丈夫、今だけだ」とは思えないんじゃないでしょうか。
暗い寒い振動がすごい、音もすごくて気圧もおかしい中で身動きも取れない。それらの苦痛を「ただただ感じているだけ」ではないでしょうか。
私達は過去や未来に思いを馳せれますが、彼らは今しか生きていないと思うのです。
寂しい思いをさせようが、住み慣れた家でのお留守番がベストと考える方が多いでしょう。
私は安易に飛行機に乗せる飼い主が増えてしまわないよう、また災難時の混乱などを想定しても、日本の飛行機ではペットは貨物扱いで最善ではないかと現状考えています。
ちなみに、ペットは貨物扱いだから、命をモノとして扱ってると主張する方々をお見受けしましたが、それは今回客室にペットを乗せたいと言う人の都合のいい言い分に聞こえました。
ペットファーストで考えられている人はまず飛行機に乗せたくありませんから、それが必要となる人生を歩もうとしていませんし、旅行を良い意味で諦めてる人もたくさんいます。中には仕事を変えている人もいるんじゃないでしょうか。
考えに考えてやれることを手当たり次第尽くし、最終的に飛行機しか手がないという人が飛行機にペットを乗せることは、本人責任の元仕方がないことと思います。
ですができることをせず、そういうサービスがあるんだからとペットへの思いやりを怠り、自分の歩みたい通りの人生にペットを振り回しているなら大変傲慢な人間です。
そういう人はまるで人任せかのように遠くへの引っ越しの時はどうするんだと言い放ってましたが、知ったこっちゃないですね。
客室に乗せれたからといって安全の保証がありますか。自分が利用しやすく、自分の心が痛みにくいだけで、自分ファーストなだけでしょう。
ペットが喋らない事をいいことに、ペットは飛行機に乗りたくないだろうというところを見て見ぬ振りしている、エゴの塊です。
外側のせいにしている以上、自らの無責任さに気付かなければ問題は何も解決されません。
自分の視点ではなくて、相手の視点になって思い馳せるという人間力を放棄しているなら、失って気付く体験も本人自身がせざるを得なくなります。
ペットに合わせてもらうのではなくて、人が精神的に成長しなければいけないのですよ。
今回の飛行機衝突事故で亡くなられた海保機搭乗の5名の方、そして2匹の純真無垢な命、これらの勇敢な命(魂)に尊敬の念と感謝をお送りいたします。
そしてご遺族の方、飼い主様の今後の人生が、これらの存在を想い支えられ、共に学び合い高め合いながら、人として幸多いものとなりますようお祈り申し上げます。