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LOTUS CARDS

色々なカード」カテゴリーでは、試用含めこれまで私自身が手にしたことのある様々な占いカードについて、主にまとめています。
正直な感想をまとめているもので、おすすめ目的ではありません。
オラクルカードに関しまして当サイトで推奨しているものは、こちらの記事をご参考ください。

法華経の智慧を日常に活かすことができる『ロータスカード』。作者は現役女性住職の方ということで、このカードは「仏の教え」を手元で得ることができるように工夫されています。

Card images are©Copyright LOTUS CARDS


基本情報

カードの構想


仏の教えとは、お釈迦様が説かれた教えを言いますが、その根本の一例として、付属の解説書ではこのようにまとめられています。

物事は常に変化し、あらゆる現象に本体・実体は無くあるのはその時の”状態”のみ。その状態は常に変化し、望むままであってはくれない。望むままには留まらず、思い通りにならないのだから、もともと全ては苦。「諸行無常」・「諸法無我」であるこの世界をありのままに観、実体がないものを思い通りにしようという我欲を離れられたなら、その状態は静かな安らぎの境地である。※文中の()書きは省略。

ガイドブックP17より一部引用

このカードの基本となっている「法華経」が伝えていることは、「誰もが仏になれる」ということですが、それは「心の自由」を手に入れられるということかもしれません。

カード枚数:49枚
カードサイズ:89mm×127mm
参考価格:3,850円(税込)

ロータスカード/amazon.co.jp


カードの表面と裏面


カードの表面は、「カード番号」「象徴の絵」「文言」が書かれています。

文言はお経の言葉で、サンスクリッド語の原文を漢訳したもの。読み仮名付きで歩み寄りやすさがあります。

縁取りは、「芥子色・赤紫・深緑・藍色」の4色で分けられていて、どれも落ち着いた色合いで高級感があります。

この4色は仏教でいわれる五正色(5色)を調合すると出来上がる気がしますが、関係ないかも。

イラストはひろんさんという方が手掛けていらっしゃいます。色鮮やかに使われていますが派手になり過ぎず、落ち着きのあるゴージャスさ。可愛くて癒されもする素敵なイラストです。どことなくあるシンプルさが、仏法の堅さのようなイメージを和らげてくれているようにも感じます。

カードの裏面は、赤紫色が基調です。中央には蓮華のモチーフが。蓮華を六角形で囲っているのも、なにか想いが込められているような気がします。

個人的には、輪廻転生と悟り…を示しているのかと思いましたが、どうなんでしょう。


解説書の内容


カードの解説ページにも著者の方の真摯なこだわりが詰まっているように感じられます。

1枚のカードにおおよそ4ページを使い、「文言・訓読・経題・キーワード・メッセージ・文言の説明」が書かれています。

まずオラクルカードでは、1枚のカードに4ページも使っているのは少ないほうかと思います。

ですが読んでみると思っている以上に読みやすいので、きっと膨大な経典の智慧を試行錯誤してぎゅっとまとめられたのではないかと感じさせられます。

時間のない時などは、全てを読まなくても「キーワード」の項目を見ればインスピレーションが湧きやすいでしょう。

使う人の日常にしっかりと活かせるよう「メッセージ」部分では、著者の方の柔らかい語りかけが見どころです。

そして「文言の説明」では、お釈迦様とお弟子さん達のやり取りの情景が浮かぶような、分かりやすい説明がなされていて、メッセージの理解度が深まるようになっています。

以下は目次を引用させていただきましたが、法華経とお釈迦様(仏)に関する予備知識情報も書かれています。

カードの使い方…8
解説書の見方…12
ズバリ!法華経が伝えていること…14
法華経について…16
 法華経とは
 お釈迦様とは
 お釈迦様(仏)の教えとは
 法華経が「諸経の経王」なのはなぜか
 法華経の構成・内容
49枚のカード解説
文中注釈の解説…224
著者・協力者紹介…230

ガイドブックより目次一部引用

使用感

カードの切りやすさ


カードサイズ、カードの分厚さは、一般的なオラクルカードと変わりありません。

ただ、オラクルカードは全カード44枚以下で作られることも多いですが、こちらは49枚ありますので、僅かですが、ひとまとめにしたときの分厚さがあります。

もしかしたら手が小さめの方は少し点が切りにくいのかもしれませんが、通常は問題なく扱える範囲でしょう。

カードの表面はツヤツヤとしたコーティングがかかっていますので、丈夫で長持ちしてくれそうです。


リーディングのしやすさ


解説書の中では、カードの使い方も説明してくれています。

主に2パターンあり、「基本編:自由に引く」「展開編:仏教色豊かに引く」どちらもしっかりと説明がされています。

もちろん自分の好きなように扱うでもいいですが、カードを手にしたらまずはお読みいただいたほうが、このカードのコツを掴めるでしょう。

というのも、一般的なオラクルカードのように「カードの絵柄を見てインスピレーションを得る」のではもったいないと思ってしまうのがこのカード。

市場ではオラクルカードの部類になるかと思いますが、他に類のない「ロータスカード」として成り立っています。

とはいえ著者の方も自分の感覚を優先するよう言われていますから、解説書をじっくりと読んだ上でインスピレーションを働かせるなら上級者の使い方となるでしょう。

カードの説明ページでは法華経の智慧は伝えられていますので、あとは自分がどう活かしていくか。

与えられた気付きをどう行動に活かすかという段階まで導いてくれる、それがしやすいカードだと思いますので、リーディングのその先を掴む意識でいられるのがおすすめです。


惹かれたところ


当初は仏教について興味をもち、見つけたのがこちらのカードでした。

オラクルカードが好きな私にとって、カードリーディングで仏教の知識も多少なり得ることができるのはとても有難いことです。

このカードを手にして二年は経ちそうですが、今回このようにご紹介ブログをまとめてみたことによって、メリットが多い気がします。

まずこれほどの情報量がまとめられているのに、お値段が現時点でも据え置き価格です。
(現状オラクルカードは、5、6,000円するものが結構ありますから。)

また、私たちの生活に馴染み深い仏教ということで、言葉も感覚も浸透しやすいと思います。

便利で素敵なツールがあっても身になるかどうかは自分次第ですが、

自分(他者)への愛を深めたい方、苦楽を受け入れ自分にとって正しい道を選択できるようになりたい方など、気になる方はお手にされてみてください。

カード情報まとめ

LOTUS CARDS/ロータスカード
著者:草野妙敬
[Amazonでみる]
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枚数:49枚
サイズ:8.9cm×12.7cm


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