【猫の腎不全日記Vol.1】ご飯の工夫

7歳から尿管結石で腎臓が片側のみになり、11歳からサブシステムという人工尿管で過ごしていた猫(スコティッシュフォールド・メス)が先月12歳で腎不全に突入し、自宅点滴をし始めています。

大そうな事は言えませんが、何気なく過ぎていく中でも色々あり過ぎて、飼い主さんの責任感が強かったりすると思い詰めてしまったりするのではないか…と感じています。

責任感がなさ過ぎてももちろんいけませんが、あり過ぎてもペットに負担がかかってしまいますよね?

ペットの為にもこちらはリラックスしながら、その上でやってあげられる事をやっていきたいと私も日々気を付けるようになりました。

自宅点滴二回目の時、緊張の中、明るく明るくと思い季節外れのジングルベルを歌い出すというとても役に立たない情報も含んでいくかもしれませんが、私の体験談を綴っていきたいと思います。

発覚当初は状態が入院してもいいと言われるほどで尿毒症の疑いもありました。

見るからに弱っていて、もうすぐの可能性も察すると涙が止まりませんでしたが、入院を選ばず家でゆっくりしてもらいたいと考えました。

先生も毎日通院できるならといいですよ!と、丁度お盆休みだったのでそれが可能だったんですね。

4日連続点滴とお薬を入れる為に通院していると腎臓の数値以外が回復を見せ、猫は元気になったり具合悪くなったりを繰り返しており、その後も週に3回くらいの通院が必要でそんな状態が3週は続きました。

先生から頻繁な通院を続けていくのは色々と現実的ではないので、皆さんに自宅点滴を勧めてますと。

当初から話は聞いていましたが、あまりに簡単そうに言うので私も楽観的に捉えてましたが、見ると普通に針じゃありませんか。(そらそうよ。笑)

このド素人が針を?と結構衝撃だったんですけども、直接教わるまでにYouTubeとかで把握しておいてくださいと話は進んでいきます。

その後動物病院で出されているような動画をいくつか参考にしましたが、動画のコメント欄では不安を抱えている飼い主さんが多くいる事を目の当たりにし、そうだったのかとまた学びが増えましたし、自分もすごく不安なんだけどこんなに沢山の人がやってきているのだから大丈夫大丈夫と励みにもさせていただきました。

ちなみにこの辺りの検査で尿毒症は免れていて、しばらく点滴でバランスが取れそうだねと。少しずつ自宅点滴が楽しみになっていきました。

ですがその間腎不全ゆえの吐き気があり、吐く量も尋常じゃないのでその度に病院で吐き気止めを入れてもらうような形に。

気持ち悪そうなのに吐くまでいかない事も多く、吐いていない事には吐き気止めも入れれないので少しでも軽減される方法はないかなと調べてみると胃酸過多という文字。度々突発的に出るようなウプっみたいなのはそういう事だったのかと。

そこで点滴で元気があれば食欲は一向に落ちなかったので、先生にも伝えた上で小分け給餌にしてみたのです。

これまで一日朝昼晩の3回だったのを、猫が求めれば夕方と夜中にも挟むような感じにしたところ、以来吐いておらず吐き気止めは一旦必要なくなっています。

また水分を摂らないといけないので先生の勧めもあり全てをウェットフードに切り替えていましたが、すぐお腹が減るみたいで。やっぱり胃腸はまだ元気のようなのでそれも様子を見ながら少量のカリカリもあげたり、お水を飲む場所も増やしました。

先生からはできれば腎臓療法食を、療法食を食べなくなったら食べる事の方が大事なので市販の腎臓に配慮されてるものを〜と言われています。

今気に入ってるのはロイヤルカナンの腎臓療法食で、冷蔵庫から出してすぐの時は5秒だけ(500W)レンチンすると食欲も増して食べやすいみたい。

多頭飼いですが、猫って元々小分けに食べる生き物だしと割り切って、総摂取量は変わらないようにみんなに同じタイミングであげています。

🐾今回のまとめ🐾
我が家の場合は、「小分けにしてあげること」「フードを軽く温めること」「水分を増やすこと」で今のところバランスが取れています。
ただし、猫ちゃんによって合う方法は本当に違うと思いますし、日々様子は変わっていきます。
参考にされる場合は必ず担当の獣医師さんにご相談くださいね。


元タロット占い師。家に居るのが好き、一人で作業に没頭するのが好き。タロットで一番惹かれるカードは、まさに「隠者」です。

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