【初心者向け】タロットカードの使い方・スプレッド紹介(7選)

私がよく使用してきました簡易的なスプレッドを主にご紹介しています。

タロットの劣化を防ぐためにはタロットクロスが欠かせませんが、クロスが動いてしまわないような工夫が必要になります。

私は以前は、クロスの下に滑り止めシートを仕込んでいましたが、今では展開する頻度も少ないですので、滑りの良い木のテーブルでクロスを敷かずに行っています。

その場合はカードの劣化が早まることと、カードによっては印刷の色がテーブルにつくこともありますのでご注意ください。

カードの出し方

  1. タロットの背面を上に、カードをひとまとめに持ったら、左回しに全てのカードが混ざるようシャッフル。占いたい質問に集中し、気の済むまで混ぜましょう。
  2. ひとまとめに集めカードを整えたら、トランプのてんをきるように下から上にきります。
  3. てんをきったカードの束を縦長方形に自分の前に置き、一枚でも何枚でもいいので適当なところでカードを持ち上げ、持ち上げた一番下のカードを時計回りに180度回転させカードを戻します。
  4. 一番上のカードからめくって表面を上に、スプレッドにならって並べましょう。

各スプレッド紹介


ワンオラクル

冒頭でご紹介している手順でカードをシャッフルし、ひとまとめにしたら一番上のカードをめくって出すのがワンオラクルです。
主に下記を占う場合に用いられます。

  • アドバイスに出す
  • 今日のカードとして出す
  • 運勢を見る
  • イエスかノーか

コンビネーションスプレッド

ワンオラクルに慣れてきたら、コンビネーションリーディングに挑戦しましょう。
ひとつの質問に対し、2枚のカードでリーディングします。
数字はカードを並べる順番ですが、リーディング自体はカードによって左から読む場合、右から読む場合と決まっていません。
また感情が高ぶってしまった物事に対する【肯定的アドバイス】と【否定的アドバイス】を見て、中庸的に捉えることにも役立ちます。

  1. 肯定的アドバイス
  2. 否定的アドバイス

スリーカードスプレッド

中央の【対策(アドバイス)】に出るカードを正しく読めれば今すべきことのヒントとなります。
結果のカードが良い場合ならそうなるためのアドバイスになり、悪い結果ならそうならないためのアドバイスとして読むのが基本です。

  1. 原因(質問の問題を探る)
  2. 対策(質問に対するアドバイスになる部分)
  3. 結果

ムーンスプレッド

過去から未来までの流れを知りたい時に役立ちます。
【近い】はおよそ一年未満、【遠い】はおよそ一年を超す範囲の設定であることが多いですが、ここの期間の設定は自由です。
占う前に自分でしっかり定めておきましょう。

  1. 遠い過去(一年以上前の過去)
  2. 近い過去(一年未満の過去)
  3. 現在
  4. 近い未来(一年未満の未来)
  5. 遠い未来(一年以上先の未来)

ケルト十字スプレッド

タロットでのケルト十字というと10枚使うスプレッドが有名ですが、これは半分の枚数で展開できる簡易版になります。
【現在、未来、結果】の流れと【肯定的、否定的】の両面から見るアドバイスにより、冷静に物事を眺めるに役立ちます。
TAROT DE BLOGの月間占いではこのスプレッドで展開しています。(投稿時)

  1. 現在
  2. 未来
  3. 肯定的アドバイス
  4. 否定的アドバイス
  5. 結果

二者択一スプレッド

Aを選択した場合と、Bを選択した場合の未来と結果を見比べることができるスプレッドになります。
【アドバイスカード】は、この二択についてのアドバイスとして読みます。

  1. 現在
  2. Aの場合の未来
  3. Bの場合の未来
  4. Aの場合の結果
  5. Bの場合の結果
  6. アドバイスカード

生命の木スプレッド

自分自身や、誰かの今置かれている状況を見るときに役立つスプレッドです。
生命の木スプレッドには様々な方のあらゆる解釈があり、こちらも私オリジナルな部分が含まれます。

  1. 結果・到達する場所
  2. 努力の方向性
  3. 行動していること
  4. 受けているサポート
  5. 障害
  6. バランス
  7. 周囲の人物
  8. 自分(相談者)自身のこと
  9. 秘密・運命
  10. 環境

Card images are©Copyright Lo Scarabeo/GOLDEN TAROT OF MARSEILLE

元タロット占い師。家に居るのが好き、一人で作業に没頭するのが好き。タロットで一番惹かれるカードは、まさに「隠者」です。

プロフィール