【猫の腎不全日記Vol.2】尿管洗浄と点滴は別日に・今日の話

腎不全になってから約二ヶ月が経とうとしていますが、自宅と病院を行き来しながら点滴でバランスが取れているところ、すっかり忘れていた尿管洗浄のタイミングがやってきました。
四年程前に尿管結石で腎臓が片側のみになり、一年程前に人工尿管にしていた為、二ヶ月〜三ヶ月置きの尿管洗浄が必要です。
以来普通に尿管洗浄をしてきていたのですが、腎不全になってから初めての洗浄を終えた先日、帰宅途中に震えが止まらなくなり呼吸も荒く嘔吐もしてしまいました。
すぐに病院に電話し戻った方がいいか聞きましたが、おそらくその日、点滴と血液検査と尿管洗浄をまとめてしたことで体力も腎不全になる前よりは落ちていた為に耐え難かったのではないかと。
休めば落ち着くと思いますが悪化するようならすぐ来てください、ということで一旦帰宅しました。
2、3日は完全に食欲が回復せずに、歩き方もぎこちなく、表情も重たかったです。
尿毒症の疑いから回復していた矢先に胸が痛んだ出来事でしたが、一緒になって沈んでる場合ではなく平然とエールを送るように見守りました。
私達夫婦も自宅点滴の腕を着々と上げています。その日はまだ不安が大きく洗浄日ついでに点滴もしてもらってしまいましたが、次からは猫の負担を考えて別日にしよう!とメモにも控えました。
これを書いている今日はとても元気です。
先ほども、もうずっと見ていなかった渾身のドスコイ(体当たり)を同い年の健康な猫にくらわせていました。
腎臓が一つで腎不全、そして人工尿管と繊細なバランスで生きている高齢猫との暮らしの中で、いつも“今”この時間は互いの思いやりで成り立っている奇跡なんじゃないかなと時々垣間見ます。
猫が頑張っているのは見ての通りですし、飼い主の為に頑張ってくれているようです。
思いやりがあるから生み出される豊かさ、ギフトだなと思います。
大変な面が色々とあったとしても結局ありがとうしかなくて、それ以外ありません。