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ボイジャータロット・トラベル

色々なカード」カテゴリーでは、試用含めこれまで私自身が手にしたことのある様々な占いカードについて、主にまとめています。
正直な感想をまとめているもので、おすすめ目的ではありません。
オラクルカードに関しまして当サイトで推奨しているものは、こちらの記事をご参考ください。

歴史が深い「タロット」ですが、新しいタロットカードも生み出されています。

その中でも人気を得ているのが「ボイジャータロット」ではないでしょうか。1985年に作られた、分かりやすく親しみやすいタロットカードという印象があります。

Card images are©Copyright ボイジャータロット トラベル


基本情報

カードの構想


1985年に、元コロンビア大学政治学教授、ジェームス・ワンレス博士という方によって作られたタロットカードです。

一般的(伝統的)とされるタロットと違うことは、小アルカナの4つのスートとコートカード。

まず「コイン・カップ・バドン・ソード」のモチーフが、こちらのボイジャータロットでは「クリスタル・カップ・ワールド・ワンド」と名付けられています。

また、その中のコートカードは通常「キング・クイーン・ナイト・ペイジ」ですが、ボイジャータロットでは「子供・男性・女性・賢者」になっています。

大アルカナではマルセイユ版と同じく、「8正義」「11力」の順になっていますが、78枚全てのカードがボイジャータロットオリジナルの絵柄となっています。

ボイジャータロットにはふたつの商品があり、ここでご紹介しているトラベル版ではない通常版があります。

通常版も使っていたことがありますが、以下の違いがあります。

【トラベル版】カードが小さく、それに合わせ解説書が簡略化されている

【通常版】カードが大きく、解説書の情報も満載
※ただしカードサイズが大きくカードの質が厚めなので、全部をひとまとめに持っててんを切るのは難しい。

<トラベル版>
カード枚数:78枚
カードサイズ:57mm×88mm(厚み3.2cmほど)
参考価格:4,400円(税込)

ボイジャータロット・トラベル/amazon.co.jp


カードの表面と裏面


カードの表面は、「カード番号」「絵」「カード名」があります。

絵は完全にオリジナルとなっていますが、大アルカナは一般的なタロットと似ている面影が見え、伝統的なタロットをベースにしていることが分かります。

様々な写真を切り抜いてコラージュされているような絵は、潜在意識を動かすとボイジャータロットの説明で見受けられます。

カードの裏面は、ブルー調に幻想的なモチーフが描かれています。

裏面を見てもボイジャータロットだ!と分かるほどオリジナリティ溢れるタロットカードの一つではないでしょうか。


解説書の内容


私の持っているトラベル版の解説書はとても簡易的になっていて、1枚のカードの説明は、70字前後ほど。

全てのカードの意味合いが淡々と書かれているだけで、目次などはありません。

ボイジャータロットの説明や占い方などの説明もありません。

またトラベル版の解説書は、カードケースの中にカードと共に入るようで、入りません。


使用感

カードの切りやすさ


トラベル版はてんが切りやすいです。サイズが小さいので、全てのカードをひとまとめにして手のひらに収まります。

というのも、カードが一般的なものよりも厚めです。

78枚のマルセイユタロットと、同じ枚数であるボイジャータロットをひとまとめにした厚みを比べると、その差は0.5cmくらいはありそうです。

そのため、通常版のボイジャータロットを持っていたことがありますが、ひとまとめにてんが切れなかったので、トラベル版に変えました。

一枚一枚しっかりとしたカードなので、ヘタることはなかなかなさそう。

私は(マルセイユタロット以外)シャッフルをして使うことがないので分かりませんが、表面がツヤツヤとしているので、厚みがあることと合わせて、ちょっとやりにくそうだなという印象はあります。ただ、慣れだとも思います。

※シャッフルは結構両手の力を使うので、カードの滑りが馴染んでくれないと肩が凝ったり、合わないなと感じることがあるからです。


リーディングのしやすさ


トラベル版のリーディングは大変しやすいです。

意味が要点を絞って簡潔に説明されていますので、インスピレーションやイメージが湧きやすく、多少聞いたこととはズレているようでも、合わせた解釈がしやすいです。

反対に通常版は、長文で説明されているような感じでしたので、初めての方や、ボイジャータロットの知識も得たい方は断然通常版がおすすめとなります。

また、コラージュされているシンボルは見たことのあるものが多いので、解説書を開く前にカードを見てどんな意味があるのか推測できそうです。

気になるシンボルがあったら「どうしてこれに目がいったんだろう?」と、自分の内側を探るきっかけを得やすいかもしれません。


惹かれたところ


私が初めて占ってもらったのがこのボイジャータロットを使っている方でした。

当時はよく分かっていませんでしたが、自分がマルセイユタロットをするようになってこちらを見つけたときに、「あ!これは!」と懐かしく手にしました。

一回見ただけで、「これ!」って分かってしまうほど、インパクトのあるカードです。

ボイジャータロットは占いではなく潜在意識に眠る答えを引き出すツールだということをポイントにしています。

ただそれはどのタロットカードにも言えることだと個人的には思いますが、インパクトの強さがあるので、初めてカード占いをやりたい方には使いやすいのではないかと感じます。

自分の内側を探るためのヒントがカードの中の絵に沢山散りばめられていますので、仲良くなれたらきっとお気に入りのタロットデッキになるのではないでしょうか。

また、ボイジャータロットのリーディングを深めたい、極めたいというときにはレベルに合わせた講座も用意されているようです。

自分のために受けられるのなら構いませんが、プロになる為でしたら、私からはやはりおすすめはできません。

このカードに限った話ではありませんが、占い師が使命という人ならば講座など受けなくてもなっていきますから、営利的な売り文句には引っかかりませんようにお気を付けください。

カード情報まとめ

【トラベル版】

ボイジャータロット トラベル
作者:ジェームス・ワンレス
翻訳・編集:三好えみ
[Amazonでみる]
[Yahoo!ショッピングでみる]
ブランド:株式会社ボイジャータロットジャパン
枚数:78枚
サイズ:5.7cm×8.8cm(厚み約3.2cm)

【通常版】

ボイジャータロット
作者:ジェームス・ワンレス
翻訳・編集:三好えみ
[Amazonでみる]
[Yahoo!ショッピングでみる]
ブランド:株式会社ボイジャータロットジャパン
枚数:78枚
サイズ:8.5cm×12.6cm


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