昔々、学生時代から仲の良かった友人が不倫をし始めたことがありました。
よく私に相談してくれていましたが、その時のその人には不倫は良くない、やめなければいけないという考えがあるように感じませんでした。
身近で見守るのは辛いものがあり、友達をやめました。
その後にタロットリーディングを本格的にするようになり、相談を受ける中で驚くかもしれないから先に言っておくけどと、「世の中には驚くほど不倫している人がいるよ」と聞くことになりました。
今でも、占いの世界での相談はほとんどが不倫だと書いている人の記事を目にします。
「やめられないだろう」ということを利用し、それ専用であることをうたって、「運命」だとか「自分の元に引き寄せる方法」だとか協力的なものも見かけます。
まず不倫はしてはいけません。それがこの世のルールです。
私自身は、やめることへ向かう人のリーディングはしますが、吹っ切ってしまい、ずっと不倫をしていこうという様子が伺えたときには身を引きます。
「運命の人であるかどうか」を占えないとしているのも、それが理由のひとつでもあります。
相手が運命なら頑張るし、運命じゃないなら頑張らないという人も多いからです。
不倫がこの世でルール違反なら、それに協力する形でお金を稼ぐのもルール違反ですので、占い師さんも気を付けられたほうがいいと感じます。それ相応の罪を背負うということです。
当たり前のことなんですが、不倫はしないほうがいいでしょう。
どれほど寂しくて目の前にチラついてても、まだ手を出していないなら絶対手を出さない。それが基本。
ですがもう不倫している人は、一旦それでいいです。だって仕方ない、もうしているんだから自分を責めないでください。
責めるのではなく学びましょう。学んで終わらせられるなら手遅れではありません。
本当にこれでいいのか、このままでいいのか。相手のパートナーの身になってどう感じるのか、ダブル不倫なら自分のパートナーも傷つけています。
バレなければいいというのも一時的な話ですよね。
バレなければ関係が続く限りこれで良いというのは、都合の良い解釈が行き過ぎています。
多様性とよく聞くようになりましたが、私利私欲を優先して「私はこれでいいんだ」と誰かの心をおざなりにすることは多様性でもなんでもありません。
「こっちは愛し合ってるんだから、相手が勝手に傷ついたんでしょ」という解釈にまでなっている人には、こんなブログ論外ですから届きもしないし、目にすることもないと思いますが。
次は傷つけられ、また傷つけの繰り返し、心から安らぐ恋愛ができない輪廻転生となるのではないでしょうか。
抜け出せないほどにハードルは段々と高くなっていきます。だから抜け出すのが辛い、怖い、苦しいというのは当然のことです。落ちていく人は落ちていくしかなくなります。
健全に幸せを感じられる人の心は、そうではない人の心に目が向きません。
向かせたくても向けません。類ではない友は呼べません。
幸せな人はどんどんと幸せな方へ向いていく一方、不幸な人は不幸のどん底へと落ちていきます。
「住む世界が違う」というのはまさにこれです。
不幸同士でしか出会えない恋愛で、どう心からの幸せを感じられるでしょうか。
だから健全な恋愛、健全な夫婦関係を育んでいくに努める必要があります。
自分(相手)のためを思うのなら、不倫関係は今世で(今)終わらせましょう。
不倫は魂のルールでもカルマ(罪)になっているようです。
仏教でも「業(カルマ)」と言うのがあります。
カルマならば今世不倫相手と結ばれることはありません。不倫関係を解消するお役目となっているので、離れようとすると誘惑が訪れるのも特徴のようです。
誘惑にも負けず、自分を律することができ、その後も不倫や浮気に手を出さずに生きていくことで今世カルマ解消となるかどうかということになっています。
解消できなければ来世はまた色々と苦しむことになるのですが、それを言うと「だから正さなくていはいけない」という脅しになってしまいます。ここが悩ましいところです。
そうであるのに強くは言えない。まともである人ほど見守る愛を知っています。聞かれない限りは何も口出ししてこないでしょう。
自分で気付き、自分を律し、自分で行動して結果を得ることに意味があるからです。
世の中には不倫は多いかもしれません。みんなしてるんだからいいでしょと思いがちな中で、そこを脱してきた人にはとても尊敬します。