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中庸とはどういうことか

あくまで私の感覚のお話しになりますが、私は昔スポーツが好きでバドミントンをやっていました。

バドミントンは一人で勝負するシングルスと、二人ペアになって勝負するダブルスがありますが、中でもシングルスのほうが好きでした。

シャトルがどこに飛んできてもいいように必ずコートの中央に都度戻り、全方向にスッと出られるように軽く足踏みをしています。

この中央という位置と、スムーズに身動きが取れる身軽さが「中庸」のイメージにしっくりきています。

感情は全方位に動きますし乱れもするものですが、感情を止めることは難しい。

また感じなければいいと思う人もいるかもしれませんが、あくまで感情は自分の現在地を知るためのもの。

嫌な感情だからと毛嫌いしてしまってはもったいないですし、大切なことを見失ってしまいます。

押さえつけるのでもなく、これこそを中庸の立ち位置から眺めてみるのです。

ですから努力で中庸の位置に立つよう心掛け、さらにエゴにとらわれ過ぎないよう身軽さを極めるのが生きるに欠かせないと感じております。

バドミントンも当然意識して練習しなければ上達しないように、中庸に立つというのも意識していなければ簡単に感情に流されたり、簡単に甘えが出たりするものです。

自分を律していられる人は何も考えずに自然とそうできているのではないと思うのです。

自分で考えて自分に見合った努力をしなければ、中庸には立てません。

中庸の立ち位置は自分だけの感情に惑わされることなく、相手の事も考えられ、視野が広く、全体を見渡すことができます。

自分だけの利益にとらわれず、その時の最善を見つけられ、それがたとえ自分にとって不利であったとしても腑に落ちる立ち位置です。

ちょっと痛いなと思うことも納得して自ら状況に合わせられれば徳を積むことにもなり、運気としては好転です。
(そのためにやるという下心が強ければ徳も積めず運気も好転しないので、ここも中庸。)

人生はいい事ばかりでもなければ悪い事ばかりでもない、追わず逃げずのバランスの取れたところにいることは時に苦痛も伴いますが、必ずちゃんと報われる場所でもあると思うのです。

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