カードリーディングの掟

今は恐怖感を与えないオラクルカードや、キャラクターの可愛いタロットカードが本屋さんでも簡単に入手できるので、自分で自分を占う人も増えているのではないでしょうか。

また、万人受けしやすいカードは、あまり厳しいメッセージが含まれていない印象です。

それゆえ期待していた通りのリーディングにつなげやすく、ちょっと間違うだけでかなり間違うリーディングとなります。

もちろん、自己肯定感を上げることも大切ですが、「目を逸らしていないか」気を付ける必要があるでしょう。

カード占いが好きだからとは言え、カードの緩さに甘んじていれば、何も「オラクル(神託)」ではなくなります。

このようなことから、どの占いカードにでも言える「カードリーディングの掟」として、大切なことをまとめてみました。

ご自身のリーディングが都合のいいものになっていないか、見直すきっかけとなれば幸いです。


1. 毎回同じ・似たカードが出るとき

同じことを質問しているか、引く間隔が近いと同じカードや似たカードばかり出ます。

なので同じ質問をするなら最低でも一週間、人によっては一ヶ月はあけます。

そういう決め事をせずにバンバン引いていると、ただ適当を出されるだけなので、そんなカードメッセージを盲信してしまうと痛い目に合います。

「自分で考えなさい」というメッセージかもしれませんし、「進展がない」という事かもしれないので、一旦カードは置いておき、自分の日常に集中しましょう。

その日のアドバイスとして一日一回引くのは私も実験、観察含め長年継続していたことですが、私の場合は家からあまり出ませんし、変わったことはなかなか起きませんので、同じカード、似たカードばかり出てきていました。

それならそれで、日々の継続が大事であること、地道な努力を示す場合も考えられるでしょう。

2. 盛らないこと

何より「冷静さ」が欠かせません。

ですが浮ついている感情に冷静さを求めてもなかなか言う事を聞いてくれないのではないでしょうか。

ですからせめて、カードの印象を盛るのはやめましょう。「ついに出たこのカード!」系の投稿をSNSではよく見かけますが、盛り過ぎです。

そもそもカードリーディングは参考に出てくれているものなので、これが絶対のように捉えること自体が間違っています。

またそのような興奮具合を見ると、自分の期待が共鳴しカードを引き出した感も否めません。

期待度が高まることによって必要な努力を怠れば、当然手に入るはずだったものも手に入りませんし、自分の現実へのアドバイスをもらっているのですから、現実的にリーディングできなければ意味がありません。

3. 予言ではなく、アドバイスとして受け取るがベスト

ともすると、「助言」として淡々と受け取りたいものですが、「カードリーディング」を何か特別なものとして勘違いしている人が多いのも事実です。

誰でも使えるカードは、霊能力、直感力もなく、センスもないかもしれない、それでも使えるように作られているのです。

そんな簡単に扱えるものなのに「予言」として使えてしまったら、便利すぎやしないでしょうか。

また、この世のルールとして予言はそうそうにしてはならないでしょう。知らない中で魂を磨きながら生きているのです。

予言として扱いたい場合の下心を見直してください。苦難困難を避けたい、もしくは理想の結果を待ち望んでいませんか?

コントロールしようとしている心がある以上、カードリーディングの助言は何の役にも立ちません。

避けられないことは避けられないようにカードが出てくることもありますし、良いカードが出たからといって、結果がうまくいくかどうかとは別です。

翻弄されてしまう前に、あくまでアドバイスとして、内省するヒントとして受け取るのが自分の為になるかと思います。

4. 初めて見るようなカードが出た時

初めて見るようなポジティブなカードが出た時は、チャレンジどき、本当のステップアップであることも多いので、考えていたことがあるなら何かしらやってみましょう。

反対に、あまり見かけないカードがネガティブだった場合には、「それじゃだめですよ、考え直してください」というお叱りと受け取ります。

タロットなら78枚、オラクルカードなら40枚前後あるカードの束を毎日引いても、一向に引かないカードというのがあったりします。

それらを眺めてみると、確かに自分(や状況)とは合わなそうなカードであったりするので、そういう視点で全体を眺めてみるのもおすすめです。

そんな中、いつもとは違うような変わり種のカードが出たのなら、そのメッセージ性は高いと受け取るのが通常です。

ですがカードリーディングは助言として受け取るようお話ししてきました。

流されるように浮かれたりスルーしたりせず、自分の頭で懸命に考えることが大切です。

変わり種のカードは、そのきっかけをいただいているということです。

5. 引き直しはタブー

基本、引き直しはしません。私の感覚では例外もほぼありませんでした。なので引き直しはしないようなものです。

もし引き直したいのなら、それは出たカードが不満だからではないでしょうか。

得たい答えをもらえるまでカードを引くようでは、カードに嫌われてしまうかもしれません。

引けば何か出ざるを得ないカード占いですから、扱いは真摯に丁寧にがいいでしょう。

自分を律して、良いことが出ても良くないことが出ても、受け取るテンションを変えないことです。

都合が悪い時には文句を言い、都合の良い時だけ「背中を押された」などと言わないことです。

私がカードリーディングをし始めてここまでの9年間、ほぼ毎日引いてきた中では、引き直したカードでちゃんとしたメッセージであったと感じられたことは「ない」かなと思います。


おわりに

いかがでしたでしょうか。

思っている以上に冷静な自分で読まなければカードリーディングをする意味はないかと個人的に思います。

よく分からなければ、自分の現実を自分で直視したほうが早いでしょう。

一日一日を大切にお過ごしくださいね。

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元タロット占い師。家に居るのが好き、一人で作業に没頭するのが好き。タロットで一番惹かれるカードは、まさに「隠者」です。

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