幸せにします

プロポーズではよく「幸せにします」と男性から女性に言われる事があり、これにときめく女性も多いのかもしれません。

結婚後の事あるごとに「幸せにしますって言ったじゃん」と持ち出す人もいます。

「私の事を考えてくれていない」「全然何もしてくれない」こんな文句が出ていたら自分を振り返りましょう。

何気に私もこの「幸せにします」を言っていただきました。

ですがちょっと気になってしまいました。どういう意味で言ってるのかなと。

素直で真面目な相手ですので、本当に自分が幸せにするぞと思ってくれていそうでした。

その為「“幸せにします”というのは、私は自分で幸せになれます、あなたにもその力があります、それを信頼し協力し合っていくことが相手も“幸せにします”ってことだよね?」と確認したんです。

ロマンチックであろうところをそんな事言っちゃってるわけですが、類友ですね、その後感銘を受け出し感謝もされました。きっと肩の荷みたいなものも降りたのでしょう。

それが今の旦那さんですが、第一声はこんなことを言ってました。

「自分が相手(私)といることで幸せになる約束なら簡単だよー、相手の幸せは相手次第だからね。」

自己愛が分からず自立もよく分からずで悩んでいる方も多い中で、シンプルに平然と言い返してくれたものです。その自信に逆に尊敬したことを思い出しました。

まだまだ「相手に幸せにしてもらえる」と思っている人が多いのか、意外にそうではないのか分かりませんが、互いが精神的に自立し合ってないとすぐ人のせいになるかと思います。

本当に幸せになりたいのなら、相手がしてくれることに期待するのではなく、自分で幸せになる努力をしなければいけません。

そうなると方向性が自己愛に向きますが、自己愛は自分の好き勝手にすることではありません。

結婚生活という枠の中で考えなければならないのですから、その中で調和を取りながら自分の幸せを養っていくことです。

相手に認めてもらいたくて仕方のない人は、自分を認めていません。

まずは自分の悪いところも良いところもそのままを認めましょう。

蔑んでも無駄、見栄を張っても無駄、このまんまの自分を受け入れる事に意味があり、それが愛です。

自分のそのまんまを認められれば相手のそのまんまを認めてあげられるようになり、二人で決めたルール、世の中のルールを守れるようになり、健全な成長へと向いていくかと思います。

あまりにワガママになってしまった人なら自分の事を考えるのは一旦やめたほうがいいかもしれません。

誰かにされたら嫌な事を自分がしていながら幸せを求めているのがワガママな人です。

何を内省しても自己都合になりかねませんから、とにかく相手の為を思いやることから努めましょう。