【猫の腎不全日記Vol.8】尿毒症の発作

亡くなる数日前に尿毒症の発作を初めて経験しました。
この時はすでに歩きにくくなっていて、看取る覚悟もありました。
それまで頻繁に病院へは行っていて、ステロイドと点滴を毎日しているような状態ですから、徐々に歩けなくなるような衰えを見せても病院に駆け込むような感じではありませんでした。
そんな日の夕方、お尻をピクピクさせるような動きを何度か見たので、何かおかしいなとは思っていたんです。
私はその日相当な寝不足で布団で少しでも眠ろうとしていましたが、全然眠れない。…というか眠らせてくれないという感じだったのは、眠っちゃいけないからだったんだと思います。
私の布団横には、およそ5㎝厚のストレッチマットを敷いていて、その上にスコが休みやすいようなテントみたいなものを張っていました。
私が布団にいれば、スコはそこで休もうとするので、眠れない私はずっと見ていたんです。
テントに入って休もうとしたスコがまたお尻をピクピクさせたので、やっぱりなんかおかしいなと私が身を起こしてスコの前に寄った瞬間、突然発作は起きました。
もう本当にびっくりです。
例えるなら魚が跳ねるような感じで抑えてないと頭を打ちつけたり関節が曲がったりして危ないと思い、どこにも行けないように懸命に腕で輪っかを作って、顔で覆うような感じで、私の中で暴れてもらうようにしていました。
(あの感じはがっつり押さえ込んでも危ない気がして、暴れられる空間を作ってました。)
暴れているスコからはよだれや尿も出てきており、たまたまその日在宅していた旦那さんと一緒に、もうこれが最期なんだと、息を引き取るまで二人で何度も声をかけながら抱きしめるように発作を押さえていました。
そうしていること5分(未満)くらい。
発作は落ち着いたようですが、猫はゼーハーしながら目がパッチリしていて息を引き取るように思えません。
私は後ろから抱え込んでいたのでよく見えてなかったですが、ここで終わらないんだと察した旦那さんが病院へ連絡し、そのまますぐに駆け込みました。
この凄まじい体験は一体なんだったのか、病院に来てやっと尿毒症の発作だったと知ったんですが、腎数値がもの凄く高くてまた発作を起こす可能性があり、入院していた方がすぐ処置もできるということに。
帰り際、スコに話しかけても私達を認識していないような無反応で、もしかしたら脳に損傷があるかもしれない覚悟もしていました。
この晩、私が何か間違ってたんじゃないかと色んな振り返りをしていましたが、発作を起こすかどうかは猫の個体差によるということと、事前に察知するのは難しいのかもしれません。
とりあえずスコは万全の設備で休めているのだからと気を取り直して寝ました。
そうして次の日、先生が「もう難しいと思ったんだけど、数値は改善しているんですよ」と。(?!)
仕事帰りの旦那さんが面会に寄ってくれましたが、話しかけるとちゃんと認識していて、ゴロゴロスリスリもしてくれたと。
あんまり泣かない旦那さんですが、スコの頑張りに胸打たれたと泣いて帰ってきました。笑
その次の日もさらに数値が下がり、これならまた発作を起こす可能性は低いし、家に帰って看取れそうだねと二日後に退院できたのです。
尿毒症の発作をしてしまうとそのまま…ということも多いそうですが、スコの生命力と、色んなことが重なってまた旅立ちへ向けての環境が整いました。
その日すぐに対処ができたこともそうですが、分厚いマットの上だったというのもこれはかなり大きかったんじゃないかなと私は感じてるんですけど、とにかくスコは凄まじい発作も乗り越えてみせてくれました。





