大アルカナ

12吊り人・マルセイユタロット

タロット占いの基礎知識


内面的成長をサポートしてくれるのが「タロットメッセージ」です。

タロットの大アルカナ22枚には、地上でのストーリーが描かれています。地上を生きる私たちにとって地に足つけることを促してくれるメッセージ性に溢れています。これらを学んでいくことは、きっと人生を過ごしやすくしてくれるでしょう。

ですが人生には苦難がつきもの。必要な経験ならば選択の余地があれ避けてはならず、試されているとも言えます。受け入れ乗り越えるために、タロットメッセージが活かされますように。

では、あなたが引き寄せたカードから、あなたに照らされている道を探っていきましょう。

カードの基本情報


12 吊り人/THE HANGED MAN

原版に近いほうの絵では、両手が後ろで縛られているという見方がある。
手が出せない、お手上げの状況。

カード番号の「12」は、「宇宙の流れ」を示す。

吊るされた男の表情は、そこまで耐え難い感じではない。
「今は抵抗しても仕方がない」と起こる現実を受け入れている。
自ら困難を避けるため、吊るされることを望んでいる説もある。

反論があっても、それはできない。

このカードは、「吊り人」と訳される前は「裏切り者」であった説もある。
もし誰かを、自分を、何かを裏切ったのならその報いをどうにかすることは到底できないだろう。

私たちのいる地上は宇宙の法則のもと成り立っている。

どのみち耐え抜くしかない。

参考文献について

カードの基本情報をもとに、もう一度メッセージをチェックしてみませんか。感じ方や答えが得やすくなっているかもしれません。ここにしか書いていないプラスアルファもご参考いただけます。

Card images are©Copyright U.S. Games Systems, inc./Lo Scarabeo

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正位置で出た場合


【正位置】Pull Tarotのメッセージを再チェック

【KEYWORD】
反論できない・逃げられない・思うとおりにならない

【READING】
すでに起きていることに抵抗するのは疲れてしまいそう。身動きが取りにくい、もしくは取れなくなりそうな示し。放っておく、様子見、待機。身動きが取れないことを知っておく。どうすることもできないときは良い意味で諦めがついたりする。他人について質問したときは、かまわないでおく、近づかないでおくなど。

【YES・NO】
ノー

もがいてつらいときは諦めたらラクにゃ🐾

\プラスアルファ/

状況に逆らいたくても逆らえないのだから、どうにかする選択はないのかもしれません。
世の中には様々な「仕方のないこと」があります。だからといって後ろ向きになるのではなく、カードの男性のようにただ受け入れることが促されています。
身動きが取れなくても内面的探求はできます。自分次第で心を磨きながら苦痛を和らげることは可能です。


逆位置で出た場合


マルセイユタロット「吊り人」逆位置のカード
【逆位置】Pull Tarotのメッセージを再チェック

【KEYWORD】
不自由なことを忘れてる、忘れることができる

【READING】
自由がきかない状況であっても辛くはない、今の状況や流れに逆らわないほうが良いと本人が望んでいる。そうすることが楽。デメリットよりメリットが勝っている。不幸中の幸いということもあり得る。困ったことが起きたと思っても、これはこれで良かったんだと思える。

【YES・NO】
メリットもデメリットも分かってのことならイエス

ラクでいいんにゃ🐾

\プラスアルファ/

カードが逆位置になることで、描かれた男性は立つことができます。
両手と片足は不自由ですが、頭には血が上りませんから全体的な不自由さを忘れることができるのかもしれません。
全てに納得できなかったとしてもそれを逆手にとり、その状況、環境に適応していくことは可能なのではないでしょうか。
妥協しながらも感謝しながら生きていく、心の綺麗さが問われているとも言えるでしょう。


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