お墓参りは好きでも、通常はお墓には近づかないようにしています。
怖いからと言うより、用もないのに行くのは失礼だという考えがあります。行く用もないですしね。
目の見える人が目の見えない人を面白がることはまともな人ならしないでしょう。
ようは、健常者が障害者を面白がるとすれば、それはあまりに道徳心がないと誰もが思うでしょう。
ならば、体を与えられている者が体を与えられていない霊を面白がることも、いけないと思いませんか。
面白がらないにしても、霊能力のない者には分からない世界なのだから、礼儀としての一線を引いておきたいものです。
そんな私ですが、霊を感じた身に覚えのある体験があります。
二十歳くらいのある夜、一人ドライブをしながら夜景の見える場所に向かっていました。
行った事がある場所でしたが、ナビを設定せずに行けるだろうと思うままに進んでいたところ、ちょっと不穏さを感じ始めて行き止まりに。
車のライトをハイビームにした瞬間、かなりびっくりしました。目の前には霊園が広がっていたんです。
「あーやってしまった、ごめんなさい」と思いながら引き返しました。
もしかしたらそれ以前から霊がついてきて導いたのかもしれないし、そこから霊がついてしまったのか分かりませんが、確かな出来事として、その後の車のトラブルが多発。
ぶつけてしまったり、ぶつけられたり、大事にはなりませんが、小さくて面倒くさい嫌な事が続きました。
私の車は家族が乗る事もあったのですが、全員が何かおかしいと感じていました。
その為みなで相談して、私が生まれた時から一番行っていた神社に車のお祓いをお願いしたところ、参加した4人全員が体が楽になったことが分かり、車のトラブルが出ることもなくなったのです。
神社だからといって、お祓いなどは効果のない場合もあるでしょうが、このときは神様がなんとかしてくれたのだと感謝しています。
大事にはならないイタズラで済ませてくれる霊がついてくれていたのだと思いますが、これが肝試しをしてしまう人、ホラー系が大好きな人、自ら自己満足で霊に近づこうとする人ならば、類は友を呼ぶですから本当に危険だと思います。
目に見えようが見えなかろうが、相手に思いやりをもって行動できますように。