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本当に幸せな結婚に至るには

恋愛という言葉はどこから始まったのでしょう。

ちょっと分かりませんが、恋から愛になるってこと?と…安易に想像しちゃいますね。

ただ残念なことにそんな誰にでも訪れるような自然な流れで変化していくものでもありません。

恋愛も人生と一緒。甘やかしてくれたり、楽しめるものではなく、学ばなくては成長できません。

これまでの恋愛経験を思い出してみてほしいのですが、一番最初の恋からつい最近の恋まで、もしくはひとつの長い恋愛期間の中でも、その中身がずっと同じということはないと思います。

一番最初は恋ってどういうことなのかを知り、次に付き合うってどういうことかを知り、その次はお互いの距離感を学び、その辺りからようやく自分がどんな相手といたらリラックスできるかを知り、相手がどれくらい心を開いてくれるかに興味が出たりして、どんな恋愛が愛に繋がりそうかを学んでいく。

もしお付き合い中、結婚したいばかりに自分を偽って相手に合わせていれば、そのどんでん返しは結婚したのち現れざるを得ません。

夫婦というものに気張り、意思疎通を諦めて、その関係性を放置していたらそれは悪化するばかりで離婚に至るでしょう。

そこで不幸だとか、相手に恵まれないと嘆くとするなら、自らが自らをその方向へ招いただけだと認めなければ次に活かせません。

相手が誰であっても自分が辿ってきた成長を自覚して向き合い方を変えなければ、恋愛の中身も、出会える相手も、グレードアップしていくわけがないのです。

良さそうな相手が現れてくれるから「いい恋愛(もしくは結婚)」ができるのではなくて、

あなたがグレードアップしていくから、良さそうな相手と「いい恋愛(もしくは結婚)」ができます。

自らが変わらずして恵まれることを望んでは不幸行きとなってしまうのです。

自らが変わるというのは、無理をするとか頑張るということではない。「装う」のではなくて、「本来の何にもない自分」でいられるかということ。

ここでもう一歩踏み込みたいことは、結婚という結果を目指していないかということです。

例えば、心に空虚感を持っている人は、実は本当の幸せには興味がない場合があります。

これまで何らかの理由で、自分には「価値がない」「力がない」と思い込んでしまった人。

そのような人は本当の幸せなんて自分に与えてもらえる価値がないと無意識に方向性を変え、結果という力を求めている場合があります。

一見素敵な旦那がいる、まずまずな住まいがある、まぁまぁ見栄える車がある、可愛いペットがいる、そんな出来上がった結果で自分を囲みたい。それが精神的安定に繋がり、落ち着くからです。

ですが自分に対しては、「自分には価値がない」と思って嫌っていますので、“ありのまま”の自分は受け入れられていません。

自分を受け入れられる程度にしか、他人も受け入れられません。

自分には価値がないと思いながら選んだ相手というのは、その相手そのものにもそれほどの価値がないのです。だから「心の繋がり」が表面的なものに留まりませんか。

せっかく結婚し、自分を映す鏡(相手)を目の前に置いても、心に降りていけない。心の虚しさに踏み込みにくい。

踏み込めないのです。あなたがそのままの自分を認めて、求めるものを結果ではなく過程に変えない限り。

この世の法則として自分の意識が現実に反映されます。

意識は頭で考えることだけではありません。心で思ってしまうことも意識の栄養。

なによりもすべきは心の穴を自分の力で埋めようとすること。

それは価値のない自分にこそ力があると思えるようになること。

昔々あなたに価値がないと思い込ませた人々は、あなたに価値があると分かっているから、価値がないと思い込ませるに至れました。

価値がないものに価値ないよとは言う必要がないでしょう。本当にないのであれば。

未熟たるゆえあなたに活力を持たせないよう抑えつけたまでです。

そして今心に穴が空いていて、結果ばかり求める自分もまた未熟たるゆえ脱することができていません。

いつかの未熟者と同じ。未熟でありながら、未熟者を恨み、自分の未熟さを引きずってしまう。

だとしたら、このことを認めて「お互い未熟だったのか」と心で認め合えたら間違いなくそれは大きな一歩になるのではないでしょうか。

本当の幸せを感じたいとするなら、今の自分を受け入れるというのは避けては通れないのです。


自分の未熟さを認める…これは読む人によってはひどい事を言われていると思うかもしれません。

親が未熟なせいで自分の人生がハチャメチャなのにと思うかもしれません。それでも今その視点で捉えることは未熟なんだと私は言わなければいけません。

なぜなら、私も当然未熟なところがあるし、未熟が悪いこととも思わなくなったからです。

なんならここに書いていることは私の通ってきた道とも言えるでしょう。でなければ書けません。

生あるうちはあなたがその気にさえなればどこからでもやり直せます。共に歩めたら嬉しいです。

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