向き合うとは

向き合う目的を言うならば、自分の道を誤らず、自己成長を遂げていく為と言えるのではないでしょうか。

内から整え本当の幸せや豊かさを積み上げたいような方々が、きっと私のブログに足を運んでくれているのだと感じています。

ですが、自分と向き合うと言うと、自分の事ばっかり考えてる人がいます。

方向性が分からないのでしょうから、「そんなに自分の事ばかり見つめて楽しいですか?」と言われた事もあります。

“自分を受け入れる”“自分を許す”…そのようなことが、自分を甘やかすこと、自分にとってメリットになるようにと目的がすり替わっている事もあります。

そんなつもりはあったのか、なかったのか、だから向き合いに終わりはありません。

向き合うというのは結果的に周りの人の為になる事です。

自分を活かすため、我を増やすのではなく、我を減らしていくことになります。

我を減らすというのは綺麗事ではありません。

自分の(内面の)汚い所を見て、受け入れて、そぎ落としていく作業は時に大変な苦痛、猛烈な屈辱が伴うこともあるでしょう。

向き合えていない人ほどそれらから目を逸らし、綺麗事ばかり語りがちです。そんな自分を隠したいのかもしれないし、もしくは自分がそんな人間なわけないととても受け入れられません。

だから自分は間違っていないと言い聞かせています。

辛い、苦しくなるようなことは間違いだと思い込んでいます。そして“受け入れない”辛さや苦しさを、“私だって耐えているんだ”と勘違いしています。

自分の内側でいつも以上の苦しさに足が入った時、これ以上苦しまなきゃいけないなんてとスッと足を引いてまた表面上で生きることを選んでしまいます。

都合良くどっかの情報や名言を引っ張ってきて、そうだよねと自分を安心させようとします。

こういう場合には何が必要なのか、勇気ではないでしょうか。

自分に踏み込むというのは本当に自分次第でしかありません。

散々厳しい現実に直面しながら、厳しい事を言われてきた人も多いでしょう。だからひねくれているし、思い込みも激しいし、被害者意識が強いんです。

凝り固まっている自分自身の中で、“気付く”というのは簡単な事ではありません。

信じられないくらいの自分の腹黒さも受け入れないといけない事があります。

ですからそんな自分を心から受け入れるには、勇気が必要かもしれませんね。

とは言え、人生は選択の連続、小さな目的をコツコツ達成していく連続です。

当然あなだだけではない。乗り越えて成長して人生がステップアップしているような人達は挑み続けているのです。

大きなことではなく小さなことを大事に、かけ離れたことではなく目の前のことを大事に、見逃さないように向き合い続けていきましょう。


元タロット占い師。家に居るのが好き、一人で作業に没頭するのが好き。タロットで一番惹かれるカードは、まさに「隠者」です。

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