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タロット占いは、「占い」という言葉のイメージが良くも悪くも強いことから、占って終わり…ということになりやすいかもしれません。

本人がそれでいいのならもちろんそれでいいのです。

ですが、私の場合はそれだともったいないんだよと恩師が教えてくれましたので、「タロットアドバイス」を強調するようになりました。

何度も言っていることですが、タロットカードから出た結果は正しい答えとは限りません。

めんどくさいと思われた方…分かります。

はっきりと導いてほしいからお金と引き換えに聞いてるのに、毎度正解を教えてくれている訳ではないなんておちょくっているのかと。

でももちろんおちょくっていないし、私の中では最大限の真面目さで、タロットにできることは「アドバイス」という判断材料が最高値だということです。

ちょっと話が逸れますが、楽しいだけの世界があるなら、本当にそれでいいでしょうか。

楽しいだけの世界があったとして、ずっと楽しみ続けられるようには思えないのではないでしょうか。

愛するペットを失って得るものは、失った辛さと、それだけ重要な存在だったという愛の両方であって、失った辛さを感じなくていいなら、一切感じないことを選ぶでしょうか。。

苦楽があるとするならそれはコインの表と裏、ふたつでひとつの豊かな世界であり、苦だけを取り除く結果的な生き方は不可能かもしれません。

自分にとって都合の良いことばかりが起こる世界を望む以上、不都合なことを潜めてしまいます。

私たちの人生は、私たちの認識でできているので、考え方捉え方次第になっています。

なので一喜一憂するような正解の現象が未来に待ち受けているのではなくて、その瞬間自分がどう捉えたかでその先の未来が彩られていく…のが人生であり、つまりは自分の内側で築いているものでしかありません。

ものすごく辛いことがあると、自分の人生の操縦席のハンドルを、他に握らせてしまうということも分からなくもないです。

が、もし事故っても結局責任は全て自分の現実にあらわれ、一時的にうまくいけばその後も求めてしまう（依存）可能性があります。

私自身がタロットする上ではハンドルは自分で握っててもらえるように、最終的に「自分で決めた」と言えるためのアドバイスをお届けしたいと思っている次第です。

そんなわけで、タロット占いではなくタロットアドバイス。

このタロットアドバイスの扱い方、どんなところでもおすすめです。

カード達からのメッセージや予言など見たり聞いたりしたら、吟味していただけるといいのかなと思います。

鵜呑みにするのではなくて、どう思うのか感じてみたら自分の中に見えてくるものがあるはずです。

「あ、こうしよう！」とワクワクするかもしれないですし、当然良い事ばかり言ってくれないので、ムっとするかもしれません。

ムっとしてもそれはそれでチャンスで、どうしてムっとしたのか腑に落ちるポイントを見つけていただくと「こうでなければいけない」という思い込みに捕らわれていたことに気付いたりします。

都合の悪いメッセージがやってきても、スッキリするまで味わってもらえたら次の飛躍に繋がることは間違いありません。

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