TAROT DE MARSEILLE

マルセイユタロットの概要【全78枚一覧】

私が採用している意味のみ手っ取り早く見たいと言う方は、こちらの一覧表をご覧ください。

Card images are©Copyright Lo Scarabeo/GOLDEN TAROT OF MARSEILLE, TAROT OF MARSEILLE Mini


マルセイユタロットとは


タロットカードというと、「大アルカナ22枚+小アルカナ56枚の計78枚」あるものが一般的となっています。

私が使用しているマルセイユタロットは、タロットの歴史の中でも初期の頃のものといわれていて、今出回っている多くのタロットカードの発端と言えるでしょう。

歴史の古いマルセイユタロットは、絵柄が華美ではありません。

小アルカナの数札に至っては、人物などは描かれておらず、かなりシンプルです。

そのため視覚的に得られる情報は少ないですが、イメージは広がりやすく、うまくいけば未知の世界に繋がりやすいカードではないかと思います。

マルセイユタロットの解説本は少ないですが、意外に愛用者は多いのかもしれません。

そもそもタロットリーディングには「必ずこう」という決まりがあるわけではなく、どう読むかは占者次第。

そう言われるとなんだか曖昧で適当さを感じるかもしれませんが、「それでいい」のがタロット。

私自身はマルセイユタロットを身につけるまでに本を参考にしたことはありません。

実践30年以上の恩師から教わったノウハウだけは忘れないよう、一番大切にしていることは、その瞬間にカードからやって来るインスピレーションをメインにリーディングするということです。

なので、以下にまとめているカードの意味を解説しているものも、あくまで一例に過ぎません。

また、物事は「立体」の中で起きています。

ひとつの表面だけ見れば「こうなんだ」と捉えても、反対の面からみれば「そうとも限らない」ということがあるように、

ひとつの点に集中しすぎないこともコツと言えます。

恩師が「タロットリーディングに終わりや完成はない」と言っていましたが、私自身も似たようなところで「当たる、当たらない」の判断を超えたところに、気付いてほしい何かが隠れているような気がしています。

タロットをするときは是非リラックスして、結果を得ることを忘れ、ただ感じることを感じてみてほしい…そんなことを思います。


大アルカナ


大アルカナの22枚はタロット占いに欠かせない、強い影響力をもつカードです。

すべてに人物像(もしくは情景)が描かれていて、それぞれにストーリーがあり、この22枚だけでも占いができてしまうほど。

「愚者」には番号が付いておらず、「魔術師」~「世界」までは、1~21の番号が付いています。


愚者

1 魔術師

2 女教皇

3 女帝

4 皇帝

5 法王

6 恋人達

7 戦車

8 正義

9 隠者

10 運命の輪

11 力

12 吊り人

13 死者

14 節制

15 悪魔

16 塔

17 星たち

18 月

19 太陽

20 審判

21 世界

小アルカナ


小アルカナは、トランプと似ているところがあります。

トランプには「♡♢♤♧」の4つのスートがありますが、小アルカナも以下4つのスートで構成されているところです。

  • コイン(金貨)
  • カップ(杯)
  • バトン(棒)
  • ソード(剣)

これらの各スートはそれぞれ1~10までの数札に、キング・クイーン・ナイト・ペイジの4人の人物カード(コートカード)を加えた14枚で構成されています。

冒頭でも触れましたが、マルセイユタロットの数札には人物像は描かれていません。

スートの絵が番号の個数分描かれているだけなので、カードを見ただけではその意味は見当がつかないことも。

とはいえ先ほど、大アルカナだけでも占える…とも言いましたが、小アルカナの56枚は、大アルカナのメッセージを補足するのになくてはならない存在です。

当サイトでは、全てのページの下部に猫耳カードの「mini Message」が循環していますが、これらは小アルカナのメッセージを手軽に得られるようになっています。

気になったところや、触れてしまったところなどを開いて見ていただくと、たった一言ですが、もしかしたら重要メッセージかもしれない…そんなシンクロニシティをお楽しみいただけます。

コインカップバトンソード

1

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1

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2

2

2

2

3

3

3

3

4

4

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4

5

5

5

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6

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7

7

7

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8

8

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8

9

9

9

9

10

10

10

10

キング

キング

キング

キング

クイーン

クイーン

クイーン

クイーン

ナイト

ナイト

ナイト

ナイト

ペイジ

ペイジ

ペイジ

ペイジ

正位置と逆位置


正位置 逆位置

タロットでよく聞く「正位置・逆位置」というのがあります。

タロットカードを引いたとき、めくったときに、自分から見てカードの絵柄が逆さまに出ていたら逆位置ということになります。

逆に出るとネガティブな意味になってしまう…と捉えている方もいるかもしれませんが、

メッセージの内容や雰囲気、そのニュアンスだったりが変わるだけで、決まって「良くない」わけではありません。

逆位置のメッセージに安心を感じることもあります。

ただ、「逆位置はとらない」と決めている人も多くいます。

理由は様々かと思いますが、その場合は、占う前から「逆は無し」と決め、逆に出ても正位置に戻してリーディングをします。

私の場合は、正逆ありで占うのが基本となっていますが、どちらが正解ということはありません。

タロットカードに対して距離を感じないよう、仲良くなれるように、自分に合っているやり方でやるのが、カードとの信頼関係を築くのにも一番大切だと思います。

人に占ってもらう場合で逆位置が出たときは、逆位置だからといって気にしすぎる必要もありません。

カードが逆だったということよりも、メッセージの内容に意識を向けてみると、「なんだそんなことか」と思うことも。


なぜタロット占いをするのか


タロットカードの起源はゲームに使われていたと言われています。

占いのためにできたものではないので、カード一枚一枚に「これが正解」という決まった意味が存在していないそうです。

これまでの歴史の中で扱ってきてくれた方たちのおかげで、このカードは大体こんなことを示している…という目安が、いわゆるカードの基本的意味と捉えられています。

その目安をヒントにタロットカードを見ながら、占う人も、占ってもらう人も、ピンとくる「何か」を探っているのではないでしょうか。

自分と向き合うツールのひとつということです。

私はその中で、タロットカードは質問者を怒らせることはあっても、怖がらせるようなことは示さないと考えています。

もしタロット占いをしてその結果に過剰に反応している自分がいたら、このことを思い出してみてほしいと思います。

怖がらせるためでもなく、悲しませるためでもないなら、どうしてこのメッセージがやってきたんだろう?と考えてみると、腑に落ちる気付きを得ることも多いからです。

もちろんそのときに分からなくても、反抗心が湧いても問題ありません。

「全然納得できないからもう自分の好きにしよう」という吹っ切った思いもまた、腑に落ちることですから。

自分がどう感じるかを手繰り寄せていくと答えにたどり着く…その問いかけができるタロットメッセージが私は好きです。


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